中島拓哉さんが全日本パラ卓球で3位に

2026-10-03 09:59 am by 須坂新聞

スポーツ icon 須坂市仁礼町の中島拓哉さん(38)が、このほど東京・墨田区のひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)で行われた第18回全日本パラ卓球選手権大会(肢体の部)の立位男子ダブルス合計14・18以下で3位に入った。低迷期を乗り越え国内最高峰の舞台で力を発揮し、「久しぶりに大きな大会で結果を残せた」と喜んでいる。
 パラ卓球は、障害の程度が及ぼす影響によってクラス分けされる。立位(クラス6〜10=数字が少ない方が障害の程度が重い)ダブルスは、2人のクラス数の合計でカテゴリーが分かれ、中島さんが出場したクラスには8組が出場した。
 中島さんは、障害者では珍しいカット主戦型で戦う「カットマン」。玉井英雄さんとペアを組み、予選ブロックを2位通過すると、準々決勝は3―0でストレート勝ち。準決勝は0―3で敗れたが、3位決定戦はフルセットの末に3―2で勝利した。
 中島さんは19歳の時に交通事故に遭い、その影響で高次脳機能障害と四肢まひがややある。卓球は中学から続けている。
 新型コロナ禍などの影響で練習環境が変わり、年齢的にも握力や瞬発力が衰えてきたという。近年は大会で結果を残せていなかったが、自身に合った特殊なグリップのラケットに変更したことで好転。「ストレスがなくなり、思うようなプレーができるようになった」と話す。
 カットマンとしての戦い方も見直した。「これまではカットを主体に置いていたが、攻撃の割合を増やした」と、新しいスタイルを確立。今大会はシングルスでも4位に入り、再び戦える手応えをつかんでいる。
 一時はモチベーションが下がったが、東中学校の外部コーチを引き受けたことで、初心を思い出した。「中学生のやる気あるプレーから刺激をもらい、もう一回自分も頑張ろうと思えた」
 2021年の東京パラリンピック出場はかなわなかったが、これまで取ったことがない「日本一」を今後の目標に掲げる。

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