2026-08-29 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は23日、北部体育館で「総合防災訓練」を行い、一般市民をはじめ、行政・消防関係者、市と災害時応援協定を結ぶ団体や機関などから約320人が参加、2019年10月に発生した東日本台風を教訓に、水害に特化した各種訓練を繰り広げた。
須坂市の訓練は、1981(昭和56)年8月23日に仁礼地区の宇原川で発生した土石流で10人が犠牲となった「五六災害」を教訓にしようと、同日を「市民防災の日」に定め、直近の日曜日に開催。今年は防災の日当日が訓練日となった。
この日は早朝6時から、仁礼町の災害復旧記念碑前で同町区が主催する「宇原川五六災害慰霊祭」、正午からは防災行政無線を通じて黙とうが行われ、市民がそれぞれに冥福を祈った。
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総合防災訓練は当日午前5時半、須坂市にレベル4の大雨・氾濫・土砂災害の危険警報が発表され、同時に市災害対策本部設置、19町(浸水および土砂災害想定区域)への避難指示、市内全域への避難所開設指示を行い、6時45分に市内全域に避難指示を発令した―との想定。
訓練は7時15分から始まり、参加者は20人前後の班ごとにコーナーを移動して▽避難所資機材組み立て・設置▽応急救護▽災害時対応学習▽災害用伝言ダイヤル体験▽防災学習▽給水▽災害時要配慮者避難支援▽保健活動▽聴覚障がい者避難支援▽家庭動物同行避難―などの訓練を体験した。
このうち、応急救護訓練では消防本部職員から心肺蘇生法、毛布を使用した保温法などを学び、心肺蘇生で行う胸骨圧迫(心臓マッサージ)については「胸骨の下半分に両手を組んだ手の付け根を当てて押す。ポイントは強く・速く・休まないこと。強さは胸が約5?沈むまでしっかり体重をかける。速さは1分間に100〜120回のテンポ。休まずは倒れた人が動き出すか、救急車が来るまで押し続けること」などのアドバイスを受けて、参加者が代わる代わる体験した。
また、災害発生時に自分の安否を伝えたり、家族や知人らの安否を確認する伝言ダイヤル(171)体験では「無事です。けがはしていません」「いま避難所にいます」などと録音。再生された声を聞き、「声の伝言板」の重要性を再認識していた。
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