【須坂市】重伝建地区の修理現場でワークショップ

2026-08-22 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市の中心市街地にある国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)で8日、大工や左官のワークショップがあった。子どもから大人まで約35人が参加。地域の職人らを講師に、築100年以上の土蔵の修理現場でプロの技術に触れた。
 市文化スポーツ課重伝建推進係が主催。市民らに伝統的建造物に対する興味や関心を深めてもらおうと初めて企画した。会場は、重伝建地区の保存修理事業で修理中の飲食店「cafe&kitchen グラッセ」(新町)。渡辺建築、監物工務店、宮島建築設計事務所須坂事務所、グラッセの4人が講師を務めた。
 実演では、修理を施工する渡辺建築代表の渡辺利夫さんらが、古材を使って本物の建物に見立てた小さな蔵(小蔵)を造った。糸を使って真っすぐ線を引く「墨付け」や、柱と梁などを結合させるために穴を開ける「刻み」などを紹介。参加者は機械を使って刻みや、木づちで材料を組み上げる体験をした。
 左官体験もあり、こてを使って塗り壁材を延ばし、記念に自分の手形をつけたり、名前を書いたりして楽しんだ。
 森井奏羽さん(須坂小4年)は「左官は端の所を延ばすのが難しかった」、松下紗月さん(同5年)は「家(小蔵)を造るのが楽しかった。プロの技はすごい」と驚いていた。
 渡辺さんは「職人の技術を知ってもらう良い機会。家は人間が造るので気持ちが入るもの。人とのつながりを大事にしていることも伝えたかった」と言う。工事現場で行われる伝統的な儀式も披露した。
 グラッセは、明治時代の繭蔵を店舗として活用して25年目。店主の浦野亮一さんは「保存していくためには利用することが大事」と話していた。

2026-08-22 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。