2026-05-30 07:00 am by 須坂新聞
初夏の峰の原高原で開かれてきたテニス大会「プリンスオープン」(峰の原高原観光協会主催)が、主催者側の高齢化や、時代の移り変わりによる参加状況の変化などを理由に、40周年の今回で長い歴史に幕を下ろした。23、24の2日間、爽やかな風に吹かれながらペア43組が楽しんでプレーした。毎回地元が参加者をもてなし、今回も昼食時には「イノシシ鍋」が振る舞われた。
カワサキ杯8回、テニスマガジンカップ2回の開催を経て、ラケット製造・販売を行う企業がスポンサーを務める「プリンスオープン」に移行。コロナ禍で1年休んだ以外は毎年開催した。当初から大会を知る岡本鉄太郎さん(ペンションホワイトイーグル)は、「ほとんどが県外からの参加者で、全盛期は約270組が集まった。高原スポーツの人気が高い時代は活気に溢れていた」と懐かしむ。峰の原高原の宿泊施設は多い時で約90軒あったが、現在は35軒に減った。
結婚前から数えて20回以上参加している埼玉県入間市の山本邦一さん(57)・かつみさん(59)夫妻は「ペンションへはまた遊びに来れるけど、この大会で知り合った人たちと、ここで会えなくなるのは寂しい」。天候が悪くコートに雨水がたまった時、ペンションのオーナーらがゴムベラではき出してくれたことを思い出し「アットホームな大会。毎回楽しませてもらいました」と話した。
観光協会の橋本大会長(ロッジアボリア)は、「ペンション村50年の歴史の中で最も長く続いたイベント。完全終了でなく、運営方法などを変え、継続することが可能かどうかを模索し続けなければと思っている」と話していた。
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