【危険業務従事者叙勲】須高関係は警察功労2人、矯正業務功労3人

2026-05-02 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 政府はこのほど、危険性が高い業務に尽力した元公務員を対象とする「第46回危険業務従事者叙勲」の受章者を発表した。須高地区では元長野県警視の?町幸見さん(74、須坂市亀倉町)が警察功労により瑞宝双光章。元長野県警部補の田中茂穂さん(74、須坂市旭ケ丘町)が警察功労、元法務事務官の渡部浩二さん(65、須坂市旭ケ丘町)、傅田光男さん(65、須坂市馬場町)、外谷隆行さん(65、須坂市穀町)が矯正業務功労により瑞宝単光章を受章した。
 ?町さんは須坂市亀倉町出身。1970年に県警察官として採用。40年余にわたり、警察学校、関東管区警察学校の教官、教養課(警察本部)勤務などで、主に警察官育成に長く尽力。また警衛、警護、災害対策等の警備部門で治安維持、安全対策に貢献。異動は上田署を初任地に、警察庁、外務省、警察本部、長野中央署、木曽署など。
 印象に残ることは、登山者の遭難の届け出を受理し、消防団員らの休日をいとわない協力を得て捜索し遭難者を無事発見救助できた時。「命の大切さを痛感すると共に、家族が涙を流して喜び感謝されたことは心に残る」と振り返る。
 外務省に出向し在エチオピア日本大使館で領事として勤務した時、隣国エリトリアとの戦争が勃発し、在留邦人の国外退避対策に従事。3年間の在外勤務で、アフリカ大陸の厳しい治安情勢を体験し「日本の治安の良さを肌で感じた」。
 栄誉に「いつも支えてくれた家族のおかげ。『警察官になりたい』との少年時代の夢も実現できたこともうれしい」と感謝する。
 現在、スクールサポーターとして、市内の中学校などで勤務。生徒には「世界に羽ばたいてほしい」と願う。地域では主任児童委員として「感謝される仕事」をモットーに務める。時間を見つけて国内外の世界遺産などを訪ね歩くことを楽しむ。
 渡部さんは新潟県佐渡市出身。1979年長野刑務所(須坂市馬場町)で刑務官として拝命。主に受刑者を処遇する工場担当を中心に行った。看守部長、副看守長などを務め、2021年に定年退職。その後5年間の再任用も含めて計47年勤続。
 同刑務所はB指標(再犯)収容施設だったが、途中からA指標(初犯)収容施設に変更となり、現在は長期受刑者も含まれている。B指標収容施設の時は、暴力団関係者も多数収容され、受刑者間の傷害事件などが多発。工場担当は作業監督のほか、生活指導、受刑者への助言・相談を行い、健全な社会復帰につなげることを目指す。
 「受刑者間にもさまざまな関係がある。彼らの顔色や様子を見ながら適切な処遇を心掛けてきた。指導した受刑者が自信を持って社会復帰した姿を見るのが何よりうれしかった」と振り返る。
 受章に「一つの仕事に専念してきたことが評価された。家族や先輩、同僚の皆さんの支えがあってこそ」と感謝する。今は仲間とのゴルフを楽しんでいる。

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