2025-12-13 07:00 am by 須坂新聞
須坂新聞社は2日、「第58回須高書道大会」の第一次審査を本社で行った。1968(昭和43)年の創刊以来開催している文化事業で、今回は幼稚園・保育園〜一般の12部門に274点(前回より14点減少)の応募があり、審査の結果、166点を入選以上として、このうちの39点を大会賞や主催・後援の各団体賞が贈られる推薦に選び、最終審査に送った。
作品は須高内外、遠くは首都圏や愛知県などからも応募があった。応募数の内訳は▽幼稚園・保育園=18点▽小1=6点▽小2=7点▽小3=22点▽小4=16点▽小5=31点▽小6=20点▽中1=24点▽中2=19点▽中3=10点▽高校=29点▽一般=72点。
審査は地域の書家3人に委嘱。書体に誤りがないかなど、辞典と照らし合わせながら慎重に進め、優秀作品を絞り込んだ=写真。
審査後、審査員から「一生懸命練習したことが分かる作品が多数あり、皆さんの努力に敬意を表します」と感想が寄せられた。
その中で「楷書と行書が混ざっていて、点という字で4つあるべき?点?が3つしかない作品があった。上手に書けていたが、慎重に審査させていただき、正確な字ではないので、残念ながら選外とさせていただいた。書体は混じらないように統一して書いてください」との要望があった。
また▽用紙の中に文字をほどよく収め、全体感を大切にする▽点画は正確に、文字の中心をそろえる▽手首で細工せず、筆を立てて書く―などのアドバイスもあった。
なお、推薦の39点は審査長の市澤静山信州大学名誉教授が最終審査、本紙2026年元旦号で各賞の作品のほか特選・金賞・銀賞・入選者名を全員掲載する。
作品展は1月4日から須坂市生涯学習センター2階で開く。
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