2025-11-15 07:00 am by 須坂新聞
秋の全国火災予防運動が11月9日からきょう15日まで行われており、関係機関がさまざまな活動を繰り広げている。
9日は須坂市消防団が恒例の音楽隊演奏会をメセナホールで開催、約620人が来場した。演奏会では毎回チャリティー活動を実施しており、今回も多くの善意金が寄せられた=次号以降に詳細記事を掲載。
10日は須坂市消防本部がイオンモール須坂で火災予防啓発の街頭活動を行い、市花と緑のまちづくり事業のマスコットキャラクター「かんなちゃん」と職員が啓発のチラシを配りながら火の用心を呼び掛けた。
15日午前7時半からは消防本部と消防団がメセナホールで消防訓練を行う。
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同本部予防課によれば、今年の須高地区の火災は12日現在43件発生、残り1カ月半の段階で、既に昨年の年間総数(18件)の約2・4倍という超多発状況にあり、死者は2人(須坂市1・小布施町1)、負傷者は7人(須坂市6・小布施町1)を数える。
43件の内訳は、市町村別で須坂市32件、小布施町8件、高山村3件。月別の上位は4月の10件、3月の8件、7月の6件。種別では建物22件、車両5件、下草などその他16件。
死亡火災の1件目は3月1日に小布施町でりんごの枝を燃やしていた男性がやけどを負い、病院に搬送されたが死亡。2件目は4月4日に須坂市で住宅火災に巻き込まれた女性が犠牲となった。
過去に多発した年を見ると、2013年に年間49件発生。同年は下草火災が多発、今年は建物火災と下草火災が多発しているとのことで、予防課では「これから火を取り扱う機会が一層増える季節となります。厳重な注意をお願いします」と呼び掛けている。
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