2025-08-02 07:00 am by 須坂新聞
須坂創成高校で7月24日、商業科3年生(114人)を対象に租税教室が開かれた。総合実践と課題研究の授業で税や財政について学び、グループごとに国の予算編成について考えた。
租税教室は財務事務所、税務署、税理士会が協働して開いた。日本の財政に興味を持ってもらい、国の未来について考え判断できる子どもたちを育てることが目的だ。3団体が協働開催するのは県内初という。
財務省関東財務局・長野財務事務所総務課の倉重元貴さんが、税金を使った身近な公共サービスや国の予算の歳出、歳入の内訳などについて講義。財政を歳出と歳入のバランスを取る活動とし、「さまざまな年代や立場の人に考慮して考える必要がある」とした。
生徒らは事前学習で個々に考えたワークシートをもとに、講師らの助言を受けながらグループで国の予算配分について考えた。
あるグループは未来の子どもたちのために少子化対策をテーマに予算を編成。子育て支援や教育、医療の配分を大きくした。たばこ・酒税や所得税を増やすことでバランスを取るとした。
神林日葵(ひまり)さんと須田彩華(いろは)さんは「重点にする予算はさまざまな案が挙がって、自分とは違う考えも多かった。話し合って考えていくことが大事と思った」と話していた。
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